Internship 2026.08 / 株式会社メンバーズ

メンバーズ インターン

株式会社メンバーズのインターン「ビジネス課題をデザインで解決! 〜アプリUI/UX改善ワーク〜」に参加しました。お題は、図書館の座席予約アプリを一日でどこまで良くできるか、です。

Lecture UIとUX、何が違うんだろう

講義はまず、UIとUXの違いから始まりました。UX(User Experience)はサービスを使う体験そのもの、ターゲット選びから使いやすさまで全部含みます。一方UI(User Interface)は、ボタンやレイアウトなど、実際に触れる部分だけを指す言葉です。

UIはUXの一部。「良いUI」があるから迷わず目的にたどり着けて、それが「良いUX」、つまり満足度や愛着に変わっていく、という関係だそうです。

改善の手順も明確でした。ニーズを探り、プロダクトの目標に結びつけ、情報を整理してから画面に落とし込む。途中でペルソナやユーザージャーニーマップを使い、仮説を立てては検証する、を繰り返す流れです。

Persona この日いちばん印象に残った言葉

講義の中で、講師の方が言った一言が今でも残っています。

全体のユーザーに向けてアプリをつくると、何もかもが中途半端になる。
特定のユーザーに向けてつくることで、はじめて良いアプリが生まれる。

「誰にでも」を目指すと、結局誰の課題も解決できない。ターゲットを一人まで絞ったほうが、その後の細かい判断が早くなる、ということなんだと思います。

Workshop 座席予約アプリ「マイセキ」の改善ワーク

ワークショップの課題は、図書館の座席予約アプリ「マイセキ」でした。「使いづらい」「予約に手間がかかる」という利用者の声をもとに、チームで改善案を考えます。

ヒアリングで課題を洗い出し、モックアップを作って、最後はクライアント役に向けてプレゼンする。この一日でその流れを一通りやりました。

元の画面は「予約する」「確認する」「キャンセルする」という行動(タスク)をまず選ばせる作りで、やりたいことごとに違う入り口を探さないといけません。

「予約に手間がかかる」という声は、たぶんここから来ていると読みました。 利用者が知りたいのは、まずいま空いている席があるかどうかです。でもこの作りだと、「予約する」を選んで先に進まないと、空いているかどうかが分からない。 空いていなければ戻ってやり直しになります。手間の正体は、操作の数ではなく、この往復のほうでした。

そこで映画館の座席予約みたいに、先に座席のマップを見せて、空いている席をタップしてから予約に進む形に組み直しました。 画面の中身は変えていません。順番を入れ替えただけです。

課題とアイデアの付箋整理
課題と改善アイデアを出し合いながら、使う人の視点でどこが使いにくいのかを徹底的に話し合いました。

OOUI オブジェクト指向UI(OOUI)の考え方

改善のヒントになったのはOOUI(Object-Oriented User Interface)という考え方です。「操作」ではなく「対象物(オブジェクト)」を起点に設計します。

やりたい行動を先に選ばせるのではなく、ユーザーが見たいもの、つまり「座席」を先に見せる。それだけで操作の順番がぐっと自然になりました。

現実の図書館で席を取るとき、人は「予約する」という行動から入りません。空いている席を目で探して、そこに座ります。 オブジェクトを先に出す画面は、その順番をそのまま画面に持ってきているだけです。 席の一覧が最初に出ていれば空き状況も同時に分かるし、あとから機能が増えても、置き場所は「席を選んだあと」に足せばいい。

先に「予約する」を選び、
その後で座席を探す
先に座席一覧を見せ、
タップして予約に進む
直感性
現実でモノを扱うのと
同じ感覚で操作できる
一覧性
対象物が可視化され、
状況を把握しやすい
拡張性
機能を足しても
画面構造が破綻しにくい
改善後のモックアップ
チームで作成した改善後モックアップ。座席一覧から直感的に選んで予約できる画面設計です。